マーリン、宮廷医師ガイアスを頼り、魔法が禁じられた国、キャメロット王国へやってくる。 到着するなり、魔法を使って落下したガイウスを救うが、魔法=即処刑!のキャメロットではその行為は命取りとなる。 「決して人前で魔法を使うな!」とガイウスに言い含められ、不満タラタラのマーリン。これは天から授かった贈り物なのに・・・・。 町に出たマーリン。乱暴な 罰として、野菜攻めにされるマーリン(笑) 地下深くに閉じ込められている唯一の生き残りドラゴンに呼び出されたマーリンは、自分が将来偉大なるアーサー王の片腕となり、2人は1つの定めとなっていることを知らされる。 は?あんな乱暴者と?ありえないと否定したマーリンだったが、ひょんなことから祝宴にてアーサー王子の命を助けてしまい、そのままアーサーの付き人となることに決定してしまったのだった。 |

[和訳・原作]

[感想]
あの、アーサー王の物語とのことでワクワクしながら観始めたこのシリーズ。まさか、オレ様なアーサーを見せられると思わずに最初はびっくりしました(笑) え?アーサーって人望厚く、強く、素晴らしい王様だったんじゃ・・・。従者を動く的にしていぢめてるんですけれど(--;
どうやら、アーサー王&マーリンと銘打ちはしても、伝説(歴史?)をなぞるだけのものではなく、オリジナル要素を詰め込んだ、「名王になるまでの若かりしアーサー&魔術師マーリンのお話」を描いているらしいと気づいた辺りから、さらに期待が高まりました。
史実そのままなら今までにいくらでもドラマ化または映画化されてきたわけで。ちょうど届いたUK版のSeries1 DVD-BOXを観たところ、監督は予想より若く、「4人(アーサー、マーリン、グエン、モルガナ)の若い頃を描きたい」とインタビューで話していました。まさしく、今まで誰も見たことのないアーサー&マーリンを描こうという企画なんでしょうね。
オレ様なアーサーが今後どのようにマーリンと信頼関係を築いていくのか。少々、暴君にも見えるウーサー王と、乱暴者に見えるアーサーがどのようにキャメロットを治めていくのか。
アーサーが母親を失くしたことが、レディ・ヘレナとの会話の中でさらっと触れられています。実はこれ、ウーサーの魔法拒否などにつながる重要な伏線の一つ。シーズン1の最後の方で明かされてくるのですが、早くも第1話からいろいろ仕込まれてますヨ。
お子様も鑑賞OKなレーティングで、45分できっちりお話を収めるあたりはさすがBBCです。実際に、フランスにあるお城で撮影をしたようで、ドラゴンはちょっとちゃちいCGだなぁと思ってしまいましたが、見ごたえがあって、ガッツリ掴まれてしまった第1話でした。
余談ですが、NHK BSの秋のドラマ特集で『マーリン』が取り上げられたのを観ていた時、“少なくとも主演のマーリンを演じるColinを美男子と言うのはかなり無理があるような・・・”と失礼にも思いました(笑)
見慣れてくると、あの落ち着いた感じに少しずつ魅力的を感じ出したものの、やっぱり「美男子」はアーサーを演じるBradley Jamesにぴったり当てはまる言葉ではないかと(^^;

[放送データ]
2008/09/20 19:30~ BBC One Episode 1:The Dragon's Call |
2009/10/05 20:00~ NHK BS2 第1話:運命の出会い |
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